元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

母の一周忌

みなさま、こんにちは。
令和23年11月15日
母の一周忌でした。
早かったようで長かったようで
ようやくこの日を迎えました。
これまで多くの方に支えられ一年を超えてきましたがまだ心のどこかで母がいて時折うつむいてしまいます。
母が癌とわかってから覚悟をしたものの実際覚悟などできず怯えてばかり
母の前では笑顔でいようと決めて張り切ってはいたものの自室では泣いていました。
ある日母がベットの上で私に向かい「私が死んだあとの準備はできているか?」と尋ねられたことがありました。
私は母の覚悟を感じ必要と思われる手続きの準備を始めました。
「あんたにあげるものは何もないけれど私の子供でいてくれてありがとう」
そういいながら母は最期を迎えました。
失った悲しみは何か月経っても浮かんできます。
母からもらった優しさや愛情が涙になりもう一度母の手を握りしめたいという感情がこみ上げてきます。
先日遺品整理を進める中で母の手記が見つかりました。
手記を読んでみるとスリッパ工場で働いていた頃の楽しさや仲間との会話、陶芸教室の話、そして私への不満が書かれていました。
手記の中から2枚の慰安旅行に行った時の写真みつかり写真のなかの母はとびきりの笑顔で楽し気に写っていました。
手記を最後まで読もうと思いましたが辛くてページが開けず形見として保管しています。
早一年と聞きますが
私には長い一年でした。
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
これからの時間も楽しくお過ごしください
では失礼いたします

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