元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

介護の現場

みなさま、こんばんは。
今日は老健の内情をお話しようと思います。
私が介護職に就いてから解雇されるまでの事を記事にしてみようと思います
介護の仕事はおむつ交換を始め入浴介助、食事介助、清拭、シーツ交換、配膳、下膳、口腔ケア、レクリエーション、バイタル測定、ナースコール対応、投薬、掃除等々多岐に渡ってお世話をしなければなりません。職員は4交代制でそれぞれの決められたことをどんどん行います。特に夜勤帯は激務でナースコール対応や夜間徘徊、帰宅要求、点滴自己抜去、転倒昼夜逆転者に対しても対応しなければなりません。自らの感情を抑え常に冷静な判断を求められます。施設内は回廊式となっていて徘徊者がいてもグルグル回るだけで疲れを待ちます。疲れた頃を見計らって自室へ誘導します。その間におむつ交換を終わらせていきますが
徘徊者以外にもナースコールの対応もしなければなりませんがほぼ無視しておむつ交換を終らせていきます。その内被害妄想になった利用者さんから衣類が盗まれた、現金がなくなった。食事を食べていないなど訴えがありますが正直真剣に対応することなどできるはずもありません。2時間ごとの体位変換、トイレ誘導など休む暇もありません。見回り中弄便(ろうべん)、失禁、などがあればその都度衣類交換やシーツ交換ななど仮眠する暇もありません。私の働いていた施設には109号室という部屋がありほぼ寝たきりの方が利用されていて朝の見回り中に亡くなった方も大勢いました。医師の死亡確認がおわればご家族に連絡します。誰にも看取られることもなく亡くなった方がほとんどでした。中にはリスカされる方もいて眼を離すことができませんでした。ひどい場合はご家族の了承を得て身体拘束を行います。何ごともなく無事に夜勤を終えた日など珍しいくらいです。施設とはご家族様が思うような現場ではなく極めて悪い状況に置かれることになります。施設利用料の多くはおむつとシーツ、洗濯費などに消費されおむつと衣類などはご家族様がご準備いただくとかなり費用はおさえられます。
最後に
施設には老健、特養、グループホーム、などがありますがどこへ入所されようがご家族様が思うようなサービスは提供できないというのが現状です。
施設側もできうることは精一杯させていただいていますが、ある程度覚悟を決めて利用する気持が必要です。認知症は治癒することはできませんが進行をおさえることができます。
認知症予防にはできる限り頭を使うことです。
たとえばこのブログなど有効な方法だと思います。
年寄りコケるな風邪ひくな
これが長生きの秘訣です!

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