元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

催眠術

みなさま、こんには。
台風一過、湿度が跳ね上がりまとわりつくような空気が支配し息苦しくなります。
早く秋になれと願う私ですが季節は7月
これからが夏本番です。


さて今日は私が高松にいた時のお話をします。
私は42歳でうつ病になり仕事も手に付かずさらにてんかん発作を起こすようになり長年勤めていた仕事を退社。
自宅療養に専念します
心療内科に通い薬物治療
しかし先の見えない孤独な闘い
何か良い治療方法はないものかと探し当てたのが催眠療法
いかにも怪しげな治療方法ではあるが物は試しと車でGO


案内された場所はとあるアパートの一室
もはやこの時点で怪しい
ドアが空き部屋へ通され一人のおじさん
過去の実績を述べ始まる
それはいいからはやくしろ


それが態度に出たのか出てきた一本の糸と五円玉
おじさん五円玉に糸を通し私の手を取り
「よく見てください。5円が回りますよ」
催眠術の始まりは5円玉回し!


適当に回したところで催眠術の始まり
通された部屋の片隅に置いてあったのはマッサージチェア
おじさんその椅子に座れと言う
私はマッサージに来たわけではないと思いつつ施術を待つ。


おじさん
「深く目を閉じて。体がだんだん軽くなりますよ」
マッサージチェアのスイッチが入る
適度に痛い!
「さあ、あなたの気持ちは楽しくなってくる」
いや、痛い!
「私が手を叩くとあなたは深い眠りに入る」
これで催眠にかかった人がいるのかと不思議に思った
「あなたは楽しくて仕方ない」
「私が手を叩くと気持ちよく目が覚める」
これは調教なのか
マッサージチェアの動きが止まる
おじさん得意気に催眠術は終わったと・・
私にすればマッサージチェアが動いただけだが催眠の世界は不思議だ。


最後の仕上げにとまた持ち出す5円玉。
「右に大きく回りますよ」
おじさん得意気
「左に大きく回りますよ」
ピクリとも動かぬ5円玉
おじさんと5円玉を見つめあう
おじさん
「人により動かぬ場合もあります」とさっさと5円玉を隠す
催眠料1万円になります!!
この言葉には驚いた
本当に催眠にかかっているのかと思うほどに
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
これからの時間もステキな時間でありますように
では失礼いたします。
記事とは関係ないですが私がすきなので

春雷 ふきのとう

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