元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

身体も心も蝕む母の闘病記

みなさま、こんにちは。
今日もご苦労様です!
今日も父と二人母の面会に行ってきました。
面会するといつもはベットに座っているのですが今日は辛そうにし横になっていました。
母は私たちが来たことを知り起き上がりめまいがすると言いました。
今日は入浴日だったらしく湯あたりしたのではないかと言っていました。
入浴時職員さんから腰骨が飛び出してきていますねと言われたそうです。
背中をみせてもらうと背骨が隆起しているのがハッキリとわかります。
母は痛くも痒くもないといいますが私はそろそろ癌の正体が現れはじめたのかと思いました。父と母には急性腎盂腎炎としか伝えていないので当然末期癌とは知りません。
父は母がすっかり元気になり退院できると信じています。
母も家に帰ったら早速部屋の片づけを始めたいと言いました。
私は退院してもしばらく安静が必要だと説明しましたが、私は元気になったのになんで安静が必要なの?と疑問を抱いたようです。
すっかり筋肉も落ちて痩せてきたとつぶやきました。
私はいつもベットに横たわっているから筋肉が衰えてくると言いましたがそろそろ前兆が見え始め頼りはホルモン剤です。在宅治療を選択した私ですが徐々に体力がなくなってきたことを認めざるを得ませんでした。年齢から考えれば仕方ないことと思いますが我が家で何か月過ごすことができるのか心配でなりません。
家にいれば父の面倒と家事いっさいせねばなりません。母の顔色ひとつで動揺してしまい一喜一憂しています。7月5日には退院できる予定になっていますが退院日が延びるかもしれません。義理の兄にもいつかこの日がくるのだから今まで育ててくれたことを感謝しできる限りのことはしておこうと言われ、返す言葉がありませんでした。何を隠そう私も母の元気そうな姿をみてホルモン剤が効果を表せてくれたと喜んでいました。
ホルモン剤の効果がはっきりわかるまで2~3か月かかると言われています。
こんなときこそ心の準備を始めなければならないのですがいまだ心の整理がつかないままの私です。
母なき後の父の落胆は目に見えてわかっています。
今の父を支えているのは母の元気な姿です。
真実を告げていない私には父や母の姿に応えられずなんとか気分転換をしたいのですが、父を一人にさせておけません。わがままで何もしない父に母はよく尽くしてきたと心からそう思います。母が父に与えた優しさは無限のものでした。いつも自分を犠牲にしてまで家族を心配してきた母。優しく温厚で働き者の母です。主治医さんからは帰宅後母の好きなことをさせてあげればいいですよと言われました。まだ母の容態がどのようになるのかわからないうちから最悪の状態を考えるのはおかしいと言われましたが心が落ち着きません。
寝ても覚めても両親の事が心配でなりません。携帯が鳴るたびにドキっとします。
どうかホルモン剤が効くことを願うばかりです。人生100年時代。私はもう少し頑張って欲しいと思いますが母や父の笑顔がもう一度みたいです。
母は毎夜、父と口げんかをする夢をみるそうで話を聞くたび胸が痛みます。
父も私もずいぶん迷惑をかけてしまいまだお返しができていません。
ご恩返しができるまで命の炎を燃やして欲しいと願っています。
これから洗濯と夕飯の準備をしてきます。
ほんの少しでも動いていれば一瞬ですが忘れることができます。
以前のような生活に戻れないとは思っていますが母がいてくれるだけで心が安らぎます。
父ちゃんのことを面倒みてねと気遣う母。
いつもいつも両親が元気であることを心から願います。
今日も泣き言の記事になってしまいましたが申し訳ございませんでした。
長文で最後までお読みくださった方々に感謝いたします。

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