元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

考慮せず捨てた母のセーター

こんばんは。
お疲れさまでした。
今日は母の衣類を整理をしようと必要とは思われない服を全て廃棄処分にしました。
母には以前から衣類の処分について報告し許可をえていたのでタンスの中から全ての服を焼却処分したところお気に入りの合い物のセーターまで処分してしまい母に「私の一番のお気に入りだったのになぜ勝手に捨てたの?私などどうでもいいと考えているんだろ」と泣かせてしまいました。ただただ反省しています。姉に前後のことを考えて行動しろと叱られました。私は部屋を整理することにより早数を増やせると思い処分したのですが、母と私の思いが違っていたらしく母はショックを受け泣いていました。物置化した部屋を有効に使おうとしたため先走ってしまいました。私もショックでどのように償うかいくら反省しても元には戻りません。母が言うにはあのセーターは滅多に手に入らず私の一番お気に入りだったのにともう償いきれません。退院祝いに新しいセーターを買うから勘弁してと言ったのですが手遅れでした。母は衣装持ちで多くのタンスに服が溢れ目に余っていたので処分を決めましたが母が退院してから決めればよかったと後悔しています。後悔先に立たずと申しますが悔やんでも悔やんでも悔やみきれません。強行に決行してしまい母を益々不幸な立場に追い込んでしまいました。ようやく元気になったのにこれで気分を悪くさせたなら全て私の責任です。母にはまた親不孝なことをしでかしました。言い訳になりますが母の衣類を整理することで部屋が広く使えると思ったのです。
母に何度も電話連絡をし謝ったのですが元に戻ることはできません。
母はもういいと許してくれましたが、迂闊な行動でした。
これで母を悲しませまた体調を崩してしまえば私の責任です。
母が元気で退院できれば私が部家を整理すると言っていたので任せれば良かったのですが母の体調を考慮しできる限り安静にしてほしいという思いもあったからです。
母には以前から服はすべて処分すると伝えてはあったのですが捨ててから相物がないことにきづきました。母の落胆した姿を見るのが辛いです。やはり心の片隅に母の末期がんという思いはありました。現在ホルモン剤の効果かとても元気で入院した当時を思えば全く違っています。一抹の可能性を信じた私が母の楽しみを奪った形となってしまい絶望しています。
母は命まで取られたわけじゃないからもういいと許してくれましたが、自宅に戻り衣装箪笥が空になっているショックは計り知れないことと思います。本当に軽率でした。母に残した服は下着類と半袖シャツ、冬物衣類のみです。申し訳ないと心から思います。もう元にはもどりませんが気持が張り裂けそうです。思いのこもった服とは思わずやっちゃいました。
今病室にいる母がどのような気持ちでいるのかを想像すると言葉を失います。
ホルモン剤に一縷の想いをかけた私ですが私自ら墓穴を掘ってしまいました。
心から後悔しています。
明日、面会でどのように謝ればいいのか真剣に考えています。
母の笑顔を失わせた私の行動をどのように伝えればいいのか言葉が浮かびません。
ひとつの希望を信じた私ですがどうか許して欲しいと願うばかりです。

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