元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

闘病生活5日目

みなさま、こんにちは。
ご苦労様です。
今日も母の面会に行ってきました。
今日からいよいよホルモン注射が始まりました。
外来から病棟に帰ってきた母はひどく疲れた様子で声に力がありませんでした。
母がぼそっと「私、だんだん悪くなってきた感じがする」といいました。
母の腕を見ると青白くなった点滴注射のあとが数か所もあり見るに堪えない状態です。
父と一緒に面会に行ったのですが父の様子をみて母はひどく心配しています
「とうちゃん、早く帰るからしんぼうしてな」「T、とうちゃんはわがままいうけど面倒みてあげて」と家族を思う気持ちに変わりはありません。
時折咳き込み胸が痛いと訴えます
私はその時母の想いが聞こえてくる感じがしました。
余命早くて二か月、遅くて六か月。
その思いが頭から離れません
父と私二人の生活を心配する母。
私が退院したら部屋を片付けするから喧嘩しないでねと言います。
母には言えませんでしたが父も心労が重なりかなり危険な状態です。
私は寝ている時が一番幸せです。
目が覚めれば現実が待っています。
すっかり疲れ果てた父。
私と毎日喧嘩ばかりでかなりのストレスを抱えていると思います。
私も負担を掛けまいとするのですが不安と苛立ちからつい父とぶつかってしまい申し訳なく思っています。
早く母に帰ってきて欲しいという思いとゆっくり休んで欲しいという気持が交錯し自己矛盾をおこしています。母や父のまえで泣くことはできません。
昨日姉夫婦が見舞いにきてくれて色々相談を聞いてもらっているうち泣いてしまいました。
義兄はとても努力家で若い頃から苦労をし私など到底かなわぬ素晴らしい兄貴です。
姉も勉強家でどのような事にも精通し私とは雲泥の差があります。
頼ることなかれと言い聞かせてきましたが、やはり頼もしい存在です。
「あんたがしっかりしないとこの家庭は崩壊するよ。あんたもしっかり勉強したら」と言われました。「こんな状態でばあちゃん帰ってきたら面倒かけることになるのは目に見えているのだからあんたが動かないと誰が動くん?いままで散々注意してきたのに何もしなかったからこんなことになったんで」と叱られ返す言葉もありませんでした。
何事も人任せで過ごしてきた私と父。
母が病に伏せこんなに辛いとは思いませんでした。
母の病の実態を知った私ですが母にも父にも喋れません。
頭はパニクり何をしていいのかさっぱり分かりません。
我が家の営業は今月をもって廃業することに決めました。
何もかもが重なりとても苦しいですが母や父を思えば私の苦しみなど軽いものです。
母も父も何かを悟ったようでもう永くないと口走るようになりました。
いずれ訪れる別れの日
延命処置はしないことに決めているのでただ看取るだけです。
一生眠る事ができればどんなに楽かと考え始めました。
明日はソーシャルワーカーさんとの相談日です。
泣きそうです・・・

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