元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

初スキーは思い出話


みなさま、こんばんは。
お疲れさまでした!!
夕方になり寒さを感じるようになりました。
そろそろコタツの出番がきましたね。
私の大好きな白い世界がやってきます。
冬になるたびスキーに行った時のことを思い出します。
私が最初にスキーに行ったきっかけは通い詰めていたスナックのマスターからお誘いがあって興味津々で同行させていただくことになりました。
一台の大型バスを貸し切り10名ほどを乗せて大山に向かいました。
私の大好きだったホステスさんも同乗していてワクワクでした。
私にとって初めてのスキー場
そこは白い世界で私の理想とした風景が広がっていました。
見様見真似で恐る恐るへっぴり腰で滑っている内、段々面白くなってきて滑る姿勢も徐々に
よくなりボーゲンでしたがそれなりに滑れるようになりました。憧れのお姉ちゃんも悪戦苦闘しつつも上手に滑っていました。彼女が転ぶたび大笑いしていましたが段々私以上にうまくなりヘラヘラ笑っている場合ではなくなりました。
大いに滑った後は大宴会の始まりです。
お店であう彼女の私服姿を見たのは初めてでホステスさんが好むような派手な服が似合っていました。酒をたらふく飲み別室には意味深な布団が弾いてあり期待感MAXでした。
眠るのは雑魚寝で修学旅行に行ったような気分がして楽しい夜を過ごしました。
酒に酔い一足先に布団に入ると彼女まで一緒に入ってきて私の方が緊張しました。
「〇〇、一緒に眠ろう」などと言われ彼女の寝息が聞こえてきます。
狼になるか紳士的に振る舞うか考えている内邪魔が入りせっかくのムードが台無しになりましたがほんの少しでも彼女と一緒の時間をすごすことができそれだけでもスキーに来た甲斐があったと思いました。


翌朝帰りのバスの中は前日の盛り上がり同様大賑わいで彼女のプライベートな時を見聞きし
さらに魅力的にみえました。
彼女が突然私の隣の席に座り「〇〇、私のことが好きやろ!?」と聞かれ「好きといったらどうなる」と聞くと「何もないけどうれしいかも」と答えてくれました。
その後も彼女に会いたくてお店通いをしていましたがある日彼女の姿がみえませんでした。
ママに「直美、今日店にいないけど休み?」と聞くと「もう辞めたよ」とぼそっと答えがありました。私の頭は真っ白になりせめて最後の一言くらい言って欲しかったです。
それから20年の月日が流れ彼女から突然の電話。
その時に聞いた彼女の空白の時間に何があったのか話してくれました。”つづく”

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