元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

二つの空港と置き引き

みなさま、こんにちは。
昨夜の投稿記事の続きを書いていこうと思います。
いきなり記事が始まりますのでお分かりにならない方は昨日の記事をお読みになりこちらをお読みください。幕張メッセのイベントを済ませたあと東京に戻りホテルで一泊し高松に帰るため上司と二人でタクシーを飛ばし成田へ向かいました。成田空港付近では警察による検問が行われ流石都会の空港は違うなぁと笑顔で話し成田空港北ウィングに向かいました。
成田空港内は多くの外国人で賑わい驚きました。さすが空の玄関だけあってこれだけの外国人が日本へ遊びにくるのだなあと感心し上司に「ちょっと待っててください。手続きを済ませてきます!」とさっそうと窓口へ向かい「高松行の航空券が欲しいのですが」と問い合わせてみました。すると窓口のきれいなお姉さんから地獄のような一言をいただきました。
「お客様北ウィングは国際線です、高松行は羽田空港です」といわれ血の気が引きました。
私の上司はマネージャーで元893
マネージャーにビビリながら「お伝えしたいことがあるのですが・・・・・」
マネージャーは「何?」というので勇気を振り絞り「空港をまちがえました・・・・・」と
話しました。マネージャーの顔は大魔神のように鬼の顔になり「もう一度いってみろ」というので「あのぅこの空港は国際線で国内線は羽田らしいです。」と消え入るような声で再度お伝えしました。出張や旅行の手続きは全て私の担当でしたので空港といえば成田空港としか頭にありませんでした。マネージャーが鬼の形相で「高松へはどうしたら帰れるのか教えろ」というので「一度東京に戻り羽田空港に向かうしかありません」と真っ青な顔でお伝えしました。「タクシー代は誰が払う?」というので「出張費から少しだけ・・・」とお願いすると「自腹」という返事が返ってきました。しかも二人分。


「あの~飛行機は高いのでブルートレインではいかがでしょうか!?」と小声で伝え「お前に任すとのこと」冷や汗をかきながらタクシーに乗り込み「東京駅までお願います・・・」とさらに小声で。
千葉から東京へ向かう途中東京ディズニーランドがみえました。夢の国が地獄のようにみえました。タクシーで一時間ほど走り一万円程度の支払いを済ませ東京駅構内のみどりの窓口に赴きブルートレインの切符を買おうとしましたが既に出発ずみのこと。苛立ち100%のマネージャーに「ブルートレインは出発していました」と平身低頭でお伺いをたてると「それでどうなる?」とだけ答えが返ってきました。「まだ新幹線なら席が取れると思います」
とお伝えすると「お前はどこまで怒らせるのか!ええ度胸しとる」と臨戦態勢に入っています。爆発まで残された時間はあとわずか
緑の窓口にもう一度戻り新幹線の予約をすると奇跡的に2席確保できたのでほんの少し勇気が湧き「マネージャー、新幹線の切符が取れました。」とご機嫌を伺うと「信じるぞ!間違いないな!次はないぞ!」と怒りをこらえて念押しされました。「今度こそ間違いありません!」というと「よし!」と答え噴火が鎮静化したようす。私も緊張から解き放たれた気分でトイレに行ってきました。マネージャーの元へ帰り無事新幹線に乗ることができました。


新幹線に乗り込みふと席を見回した所セカンドバックがない事に気付きました。マネージャーに「どうした?」と聞かれたので「バックを駅に忘れてきました」と答え車掌さんに東京駅まで忘れ物が無かった問い合わせをしていただきました。祈る気持ちをよそに「忘れ物の預かりはありませんでした」とのことで全身の力が抜けました。しかも給料全額が入っていたのです。翌日からの生活費が吹っ飛んでしまい次は私が怒りモードになりました。勿論置き忘れをした私が一番悪いのですが・・・・
私の落ち込み具合を見てマネージャーが「まぁ、落ち着け」と一本の缶ビールを買ってくれました。「これだけしか持っていないけど使え」と言って一万円をくれました。
泣きそうな気持をぐっとこらえ帰路につきました。
空港は間違えるし電車はないしおまけに給料までなくすとは思いもよらぬ失態続きでいい勉強になりました。田舎者は田舎ですごすのがお似合いだなと思いました。


でも文太さんや仲村トオルさんたちに会えてよかったと思っています。
黒木香さんもきれいでしたよ^^
涙あり笑いありの出張でした!。

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