元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

エピローグ

みなさま、こんばんは。
連日の睡眠不足で眠たくて仕方ななくほんの少し布団に入り横になっていると2時間くらいねむることができました。とても気持ち良かったです。誰かに膝枕をしてもらっているような温かい眠りでした。膝枕など何年前の事でしょうか。膝枕をしてもらうたび「重いだろ」
と気を使ってしまう私。「動かないでいい、大丈夫だから」と言葉がかえってきます。「膝枕が終わったら今度は腕枕」と幼げに笑う君。「ねぇ一緒に風呂に入る?」と聞いてきました。「先に湯船に入っていて、あとから入るから」というと「ダメ,今来て」と怒った様子。ジャグジーバスで気持ち良さそうに両手を広げ「早く来て」と誘う君。


普段見せない君の笑顔。そんなに大胆だっけと不思議に思いつつ体を触れ合いました。「私が洗ってあげる^^」などと椅子に座り私を待っていました。「背中だけ洗ってくれればあとは自分で洗うから」と言うとまた拗ねて怒り出し「じゃお任せするわ」と言うと「ありがとう、私に任せて」。「髪はどうする?洗う?」と聞いてくるので「頼むわ」と答えました。
一通り洗い終えたあと「じゃ、今度はオレが洗ってあげる」というと「ダメー、自分で洗う」といいだす始末。「じゃ、ベットで待ってるから」と告げタバコを一服。バスタオルで体を包み髪を乾かす姿、妖艶にみえました。「ビール飲む?」と聞くと「○○ちゃんが飲むなら私も飲む」というので冷蔵庫から一本取り出しグイっと飲み干しました。「ねぇ、ビール口移しで飲も」と口を突き出す君。しょうがないなぁと軽く口づけ。少しこぼすと「下手くそ」と笑う君。髪の香りがプンと臭いなんともいえない幸せな時間。タバコを灰皿に捨てガウンを脱ぐ私。ベットに入り待っていると彼女の身体からスルッと落ちるバスタオル。
「電気消して」と一言。
互いに求め合う一夜の出来事でした。
愛し合う日が続く中「ねぇ子供作ろうか」と言いだしました。
彼女は私が無精子症とは知りません
いつか話せねばならないと思いつつも先に話を切り出され「そんな話はなぜ先に言ってくれないの。私は○○ちゃんのセフレだったの?」と返す言葉もありませんでした。


「私帰る」
それが最後の一言でした。
覚悟はできていたはずが引き留める理由が見つかりません
離婚以来初めての出来事
子供は作れない身体、誤解だけは解いておきたい。彼女の願いを叶えることができない自分


別れてもう10年以上経ちました。
こころの奥にしまっておいたことを吐き出すことでき気持ちが楽になりました。
長い文章になりましたがこれが私のエピローグでした。

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