元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

指切り

連投です。
今夜夕飯を食べた後母の具合が悪くなり看護師さんに来てもらいました。
母がトイレに立つたび心臓への負担が大きくポータブルトイレに切り替えました。
とりあえず様子をみましょうということになり看護師さんは帰られ母にいつもより早く薬を服用してもらいました。
その後血圧は安定したのですがうわごとが増え急に私の名前を呼び「私が死んだら誰を呼ぶか今の内に決めておくようにね」「父ちゃんと仲良くしてね」「あんたは無理をしてはいけないよ」とか細い声で話します。私は「まだまだ死なないから」と強く手を握りしめ「元気なろう!」と指切りしました。母はうっすら笑い「そうだね」と言って眠りました。
私は母が死が近付いていることを悟っていると思います。
生きている内にお世話になった人に挨拶をしておきたいと言っていましたが連絡がつきません。母は出不精で友人が少なく年賀状が届くたび「私には年賀状は来た?」と問うのですが
僅かしかないというと「私は文字が下手くそだから・・」と寂しそうに言います。
母の人生は寂しい事でした。陶芸教室やスリッパ工場で働いていた頃は友人もたくさんいたのですが今では連絡もなくポツリと生きています。明日の太陽が母の人生を明るく照らせてくれることを心から望んでいます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
これからの時間も楽しくお過ごしください
では失礼いたします

×

非ログインユーザーとして返信する