元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

反社上司と黒ベンツ

みなさま、こんにちは。
心頭滅却すれば火もまた涼しということわざがありますが、いくら滅却しても涼しくならないですね。まだまだ修行が足りないということでしょうか?花火や海、夏祭りががあるのに
なぜか楽しくない夏。早く秋になれ!
時は戻り今から40年前のこと。
当時私が働いて会社は香川県では有名なパチンコ店のトンネル会社。
福利厚生一切なし。
病気になったら気合で治せと言う根性会社。
そんな会社でいただいた役職はレンタルビデオ店の四国総括主任。
別名使いパシリ
ある日松山店から大物幹部が人事異動でわが社へ赴任してくることに。
大物幹部は指ありの元反社
景気のいい上司で頼りがいがあって高評価
トンネル会社が税金対策で作った会社が中古車販売店
反社上司は興味津々。
毎日私に車を運転させて物色中。
ある日一台の高級ベンツを松山の知り合い反社に見せたいので持ち帰ると言い出した。
反社御用達の黒塗り本革シート。
値段500万。
会社は勿論試乗のためならとこころよくOKを出した。
上司喜び早速松山へ行くと私を呼び出す。
私のアパートヘ黒塗りベンツが持ち込まれ「お前この車を運転しろ」という。
私は驚きご辞退するも反社の反撃にあい渋々運転。
初めての左ハンドル
うれしいことに車がよけてくれるではないか!
のろのろ運転で高速に向かう
上司「もっと飛ばせ」というが「それならあんたが運転すれば」と心で思い安全の60k走行。
車線変更一切なし。
因みに事故を起こせばどうなるのかと聞いてみた
上司笑顔で「勿論買い取り」
景色を眺める余裕もなく500万円を走らせる
無事に松山に到着し向かった先は組事務所。
若い衆からご苦労様ですと迎えられ早く終われと心から願う。
商談持ち帰りという事で帰りもまたベンツの運転。
左ハンドルはとにかくややこしい。
事故れば買取
それだけは回避したいと守りの安全運転。
ようやくおんぼろアパートに帰り着きベンツを持って帰ってもらい任務終了。
車は何といっても国産車に限ると改めて安心のホンダシビック
お騒がせ上司エピソード第一幕、苦難の道は続くのであった
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
これからの時間も楽しくお過ごしください
では失礼いたします!

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