元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

救急搬送

夕飯前母が体調不良を訴え始めました。
息は荒く呼吸困難を訴えます。
私はついにその時が来たかと背筋が凍り付きました。
「頑張れ!」という掛け声むなしく母の意識はなくなり救急車を手配。
AEDの使用が始まり母の心臓は悲鳴を上げます。
「私の命にかえて母を助けて!」と怒鳴りましたが救急員は無言でした。
救命救急病院に搬送され待合室でただ母の生還を願う私。
慌ただしく出入りする医師や看護師をみて冷静ではいられなくなりただウロウロするばかり。
不安な心にとどめを刺すかの如く心臓マッサージが始まりました。
「母ちゃん、オリンピック見る約束だろ!頑張れ!」という気持ちと「母ちゃん、十分頑張ったね、お疲れ様」という気持ちが交錯し「もう充分」と思えた矢先、母は奇跡の生還を果たしまたも命を授かりました。
母はベットの上で「怖かった」と子供のように泣きます。
私も母を抱きしめて「よく頑張ったね」と泣きました。
検査の結果、癌ではなく心臓発作とわかり薬が処方され入院することなく帰宅が許されました。
容体が悪化したら自宅で最期を迎えたいという母の希望に対し、病院へ搬送したことは延命になったのかと自問自答していますが結果オーライではなかったかと思います。
94歳という年齢を鑑み心臓、癌という爆弾を抱える母ですが心穏やかな日々が続くことを願っています。母の救命にあたって頂いたスタッフのみなさまに心からお礼申し上げます。
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今回も最後までお読み下さりありがとうございました。
今日は疲れましたので早めに失礼いたします。
みなさますてきな週末を!

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