元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

彼岸花には毒性がある?

毒と聞きますと怖い感じがありますが、実際に彼岸花には花・茎・葉・根すべての部分に
毒があるのです。

彼岸花はリコリンと呼ばれるアルカロイドの一種とされる毒が含まれる有毒植物です。
その毒性は特に燐茎(りんけい)と呼ばれる球根部分にあると言われています。
万が一誤って口にしてしまった場合、吐き気や下痢、時には中枢神経に麻痺を起こし
死に至ることもあります。

しかし心配はいりません。人は大量に摂取しない限り致死量にはいたりません。
球根にして600個以上、約10gのリコリンを摂取しなければ生命に危険を及ぼす
ことはありません。

そもそも日本では彼岸花は人為的植えられたそうで、土地や田んぼ、墓地を荒らすモグラやネズミから農作物やご先祖様を守る為、彼岸花の毒性を利用し周辺に植えたとされています。

昔人の知識は図鑑以上といわれていますが、その知識は延々と引き継がれていくのです。

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