元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

グリーンガム

みなさま、こんばんは。
今日も色々とありましたが無事に一日を終えそうです。
私が二十歳を超えた頃、友人宅で同級生のSさんと出会いました。
中学を卒業してからの再会でしたので3年ぶりです。
Sさんは頭脳明晰で国立大学で勉学に励み憧れの女性でした。
友人宅で再会を称え好きになってしまいました。
私はダメもとでドライブへ誘ってみました。
意外とすんなりOKをもらい早速デートに向かう事になり、どこがデートに向いているのか調べてみた結果、やはり海がいいというわけでオンボロ車にSさんを乗せ、阿南ハイウェイを走りました。
見渡す限りの太平洋です。気分上々で運転しつつそっと彼女の手を握りました!
彼女の髪が風になびきとてもきれいでした。
お昼ご飯は海辺のレストランと決めていたのですが、彼女は手作り弁当を準備してくれていました。ハイウェイの休憩所で太平洋をみつつ弁当を食べることに。
弁当の中身よりその気持ちが嬉しくて益々私の気持ちは彼女へと傾いていきました。
ハイウェイを降り海辺を散歩することに決定し手を繋いだまま夢中で遊びました。
時間はドンドンと進み太平洋に夕日がさし始めそろそろデートも終わる時間になり、大学の寮まで送っていくこととなり帰路につきました。
朝早くから夜まで付き合ってくれた彼女は疲れた様子。
「S、疲れたら少し寝たらどう?」と尋ねたところ「私が寝たらT君も眠くなるから起きている」と笑いつつグリーンガムを一枚口に入れてくれました。私はその気遣いがとてもうれしく、捨てるのがもったいないくらいでした。

Sさんから「もう一枚食べる?」ときかれたので大きくうなづきSさんはガムを口に入れてくれました。私はSさんにデーとの結果を尋ねてみると「海は大好きだし夕日まで見えてうれしかったよ」と言ってくれました。私は「次もどうかな?」と聞くと「どうしようかな,T君が決めて」というので「次は高知へ行こうか」と尋ねると「いいよ」と答えてくれました。次のデートの日をどうしたら連絡できるのか尋ねると「寮に電話して私を呼び出してくれたらいいよ」ということで、寮の電話番号を聞きました。それから数日後、約束通り寮に
電話し彼女へデートの日を伝えました。友人とは何度も行った高知ですがSさんと行くのは
格別の楽しみでした。二回目のデート当日寮まで迎えに行き、桂浜で記念写真をとり浜辺で
また彼女の手作り弁当。
何よりも旨かったです。
高知城も見学し高知を満喫し帰路に着きました。
「T君、運転疲れていない?」と聞くので「大丈夫だよ」というと「はい、これ」と言って
またグリーンガムを口に入れてくれました。私が「疲れたやろ?」と言うと「ううん、面白かったよ」と手をつないでくれました。それからデートを重ねること約4年。彼女は大学を卒業し女医となるべく東京へ。
彼女に「待っててもいいかな?」と聞きました。
彼女は「ウン」と答えてくれて東京行の飛行機を見送りました。
徳島~東京の遠距離恋愛のはじまりです。
帰省するたびにデートを重ねたある日、彼女から「ねえ、もう終わりにしよう」と言いだしたのです。私は勿論反対しましたが彼女は「遠距離は辛いよ、それにお互いあたらしい道を選んだ方が幸せだと思う。」と言いだしたので「オレのこと嫌いになった?」と聞くと「そういう事じゃなく現在の事を考えようよ。それが大人だと思う」と言われ返す言葉がありませんでした。「もう少し考えさせて」と答えたまま電話をかけることはしませんでした。
遠く離れて見まもる事も愛だとしりました。

Tokyo
長文になりましたが、最後までお付き合いして頂いた方には感謝したします。
明日もまだ仕事ですが一歩一歩とGWが近くなってきました。
楽しみは残しておきたいもの
明日も楽しい一日を!
ではみなさまおさきにおやすみなさいzzzzzzz

今日もたくさんの方からご訪問をいただきありがとうございました!
明日もよろしくお願いいたします!!

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