元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

ありがとうが聞きたくて

みなさま、こんにちは。
きょうは日曜日ですね。
私が結婚している時一時期元嫁と休みが同じになり「ドライブに行こうと」と言いだしたのす。
「どこへ行きたい?」と聞くとあっさりと「室戸岬」というのです
「室戸はさずがに遠いじゃろう」と言いましたが言うことをきかないのでなぜ室戸にこだわるのか理由をききました。元嫁が部屋の掃除をした際、一冊のアルバムを見つけ中を見たようです。私と元カノが一緒に室戸岬にいったさい友人にとってもらった写真が数枚みつかったようで、元嫁も室戸にいってみたくなったそうです。
「なんで今?」と聞くと「〇〇ちゃんにとっては思い出だけど私も思い出を作りたいというのです。「今写真を撮らないと〇〇ちゃんのこと憎んでしまう」といいました。「何の準備もしていないのにいきなりはあかんやろ」と言うと私が準備するから待っててといいお昼は「コンビニ弁当買おうか?「その方が美味しくて簡単やろ?というので「確かに元嫁より料理がうまいやろ」ということになり車を出しました。元嫁が運転中の私にいきなり「Kさんとどんな話をしたの?」きくので「いちいちおぼえていない」と答えました。「じゃ、この写真は何処で撮ったの」と聞きくので「あの室戸岬の看板の所」とこたえました。元嫁は私とKがその後が「どうなったか気になる」」というので「Kとはとっくに別れているしKは転勤で高松にいない」と答えると「良く知ってるね~」というので「これはあくまで他人から聞いた話で本当は何処にいるのかさえいらない」と答えました。しばしの沈黙が続いたあと「室戸にさえ行けばもう無理はいわないから」と話す元嫁。


室戸岬が近付くにつれ白い灯台が見え始め「あれが室戸岬の灯台」といいました。室戸岬で記念写真を撮り、白い灯台にも行きたいというので希望とおり灯台がある高台まで行ってみました。灯台脇には恋人たちの聖地かかれた石碑がありそこでもパチリ。
車の中でコンビニ弁当をたべ帰宅することになりました。
滞在時間30分に対し往復6時間の運転はつかれてしまい車内は静かになりました。
嫁を見るとずっと海岸線をみながら何かをつぶやいています。
元嫁に「何をつぶやいているん?」と聞くと「単なる独り言」と笑いながら答えました。
そして私に「連れてきてもらい本当にありがとう」と言われ私も来た甲斐があったと思いました。
また今日もおおくのカップルが恋人の聖地を訪れることでしょう
みんな幸せになれと心から願っています。
浮いて沈んでまた浮いて
それが生きる道だと思います

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