元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

母と秋の空

みなさま、こんばんは。
今日もご苦労様でした!
それは母がまだ癌だとわかる前
母は外出が苦手で足腰が弱り始め整形外科に通い始めた。
医師から無理のない程度に歩くようにと勧められ渋々頷いたそうな。
ある日母から「〇〇、私と一緒に散歩に行こうか」と声がかかった。
私は内心面倒くさいなと思いながらも私も運動不足がちで出不精。
それでは近所の高校の周囲を3周しようかと歩き始めた
母はシルバーカーを押しひょこひょこ歩く
季節は秋
母は「今日は夕焼けがきれいにみえそうだね」と楽し気に歩く
母と世間話をしながら高校の運動場を回る頃母が「〇〇、あの夕焼けを見て!物凄くきれい!」と指をさした。私も西の空を見て真っ赤に染まる夕焼けに感動し「本当にきれい!」と見つめていた。
母が「あんたカメラは?」と聞かれ持っていないと言うと夕日が沈むまで見ていようとグラウンドのベンチに座り真っ赤な夕日を眺めていた。


私は毎夜ユーチューブで美空ひばりさんの川の流れのようにという歌を聴いている
目を閉じて音楽を聴き浮かんでくるのは母とみた綺麗な太陽


雨に振られて ぬかるんだ道でも
いつかはまた 晴れる日がくるから


この歌詞を聞くたび明日を生きようと思う
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました
これからの時間も楽しくお過ごしください
では失礼いたします

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