元気夢工房

写真を中心に風景・花・ポエムを綴っています

介護職時代

連投です
父の認知症の影響ですっかり認知症が進行してしまった母。
言葉の意味が聞き取れないほどまで低下してきました。
母の世話をしているとせがむのか父まで母と同じように体温を測れ、血圧を測れととても口うるさい。母の介助が終るまで待って欲しいと言っても待てないと言い困り果てています。
自慢するわけではありませんが私は介護職歴が長く主任まで務めさせてさせていただいていたので介護力においては意外と自信があったのですが自分の親の世話となれば話は変わってきました。介護職時代に培った経験があるので今日までお世話をしてこられたのだと思いますがこれからの生活は未知数で孤軍奮闘といったところでしょうか。
私は結婚に失敗し家庭を失いギャンブルや酒におぼれた時もありました。
そんな時でも見放さず支えてくれたのは両親でした。
私の離婚が決まった日早速実家に帰り離婚になったと伝えると母は「やっぱりな」と先を見越したような返事が返ってきました。「離婚だけが人生じゃないぞ」と励ましてくれた父。
私は精神病になり労働ができなくなりました。
そして父や母が病に倒れ危機的状況にある中何故あの時働かなかったのかと強い後悔が残ります。私が働いていれば両親の人生もかわっていただろうにと悔しくてなりません。
父を想い、母を想い暮らしてきた60年。
何も残すことができませんでした。
母はお腹に激痛が走るようになりそろそろ次の段階へ移行することになりそうです。
母に先立たれた父は寂しさのあまり衰弱が激しくなり後を追いそうで気になっています。
生きていればいずれ一人になる日がくることなのですが別れは辛いですね。
両親を送った後一人になった私はどこかぶらり旅にでかけたいです。
湯治場でゆっくり心の癒しをするのもいいかもしれませんね。
楽しみがなければ今をやり過ごす元気が出てきません。
両親の前では寂しさやしゅんとした顔をみせずに自分の心を抑えて我慢です。
プロの誇りとして昔を思い出しながら残りの人生を楽しんで欲しいです。
共に歩んだ60年、ありがとうと心から伝えたい!
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今日も最後までお読みいただきありがとうござしました
これからの時間も楽しくお過ごしください
では失礼いたします!

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